施工法:アンダーピニング工法(鋼管圧入工法)
基礎下を掘削し、建物荷重により0.5m程度の鋼管杭を継ぎ足しながら油圧ジャッキで圧入します。
硬質層(建物をジャッキアップできる地盤)まで貫入後、これを反力にジャッキアップする工法です。
施工手順
沈下測定 ※事前調査
建物の沈下状況の確認(床傾斜・壁傾斜測定等)を行い、地盤状況の把握(地盤調査:スウェーデン式サウンディング試験等)をします。
調査結果をもとに設計を行い、現場状況・周辺環境等を考慮して施工計画を立てます。
建物養生 ※工事開始
養生シート等により養生を行います。
資機材搬入
資機材搬入して、確認・準備します。
鋼管圧入
特殊加工した鋼管を建物重量を反力とし継ぎ足しながら硬質層まで圧入します。
調整用杭頭及びジャッキセット
調整用杭頭と10~50tジャッキ(建物重量による)を設置します。
ジャッキアップ工
油圧ジャッキにより、建物外部ゲージ及び内部床レベルを測定しながらジャッキアップします。
ジャッキアップ前
ジャッキアップ完了
杭頭定着工
建物及び床レベル微調整後、ジャッキを取り外し補強用鋼管を設置し溶接固定を行います。
杭頭定着溶接
杭頭定着
埋め戻し工
掘削箇所の坑道及び外周部を転圧処理・水締めを行いながら埋め戻しを行います。
埋戻し状況
埋戻し
エアーモルタル充填工
埋め戻し後、ジャッキアップによって出来た上部の空隙部にエアーモルタルを充填します。
施工完了
これで、施工完了です。
清掃
最後に綺麗に清掃をさせて頂いています。